これから先、ぴんと張り詰めた冷気のもと、地面の土が固く凍てつく朝もあることでしょう。 夜間の冷え込みもいっそう厳しく、冬になったことがはっきりと肌で感じられる時節です。 季語の世界でも、「海凍る」「川凍る」「滝凍る」さらには「月こおる」「鐘こおる」まで、豊富な「こおり」に出会うことができます。耳にするだけでも思わず背をちぢこめたくなる、そんな響きを噛みしめれば、冬もまた、味わいの深い季節となっていくのではないでしょうか。
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