山々は雪に覆われ、本格的な冬の到来が目に見えてわかる時節
重く垂れ込めた雲に天地の気が塞がれ、生き物も動きをひそめている、そんな深閑とした冬日の様子を表す言葉です。「塞」という字には、「砦(とりで)」の意味もありますし、村や集落の入り口にあって外部から入ろうとする邪悪なものをはねつけたり、旅人の安全を守る道祖神の別名は「塞(さえ)の神」といいます。厳しい冬将軍から人びとを守ってくれる心強い存在についてイメージするのもまた一興かもしれません。
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