第六十候 橘始黄

第六十候 たちばなはじめてきばむ

橘の実が黄色く色づく頃です。橘とは、古代日本では柑橘類の総称で、文献にみられるさまざまな「橘」は、いろいろなミカン類を合わせてこう呼んでいたと考えられます。ただし、京都御所紫宸殿前の「右近の橘」は、日本原産の柑橘類とされるヤマトタチバナ種で、文化勲章はこの花をかたどっています。橘の名は、「立ち花」に由来するとも、橘になぞらえられる「非時香実(ときじくのかくのみ)」をもたらした伝説で知られる田道間守(たじまもり)の名によるともいわれます。

旬のレシピ

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写真・松尾成美 / フードスタイリスト・marimo

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