第四十七候 蟄虫培戸

蟄虫培戸 むし かくれて とを ふさぐ

自然界は人間の世界よりも季節の時計が進んでいるのか、虫たちは十月に入ると早くも冬ごもりの支度に入ります。蟷螂(かまきり)や蟋蟀(こおろぎ)は卵を産んで次の年に新しい命をつなぎ、紋白蝶(もんしろちょう)や揚羽蝶(あげはちょう)の幼虫はさなぎになって寒さに備えます。天道虫(てんとうむし)や鍬形(くわがた)は成虫のまま木の根元や土の下に潜って、啓蟄(けいちつ)までの半年近く、静かに春を待つのです。

旬のレシピ

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写真・松尾成美 / フードスタイリスト・marimo

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