紅色の染料や食用油をとるために栽培されるベニバナは、古代エジプト時代から染料として利用されていたようです。日本でも、『万葉集』にすでに「末摘花(すえつむはな)」としてその名が見られます。この頃に橙(だいだい)色の花をつけはじめ、日が経つにつれ花の色は濃い紅に変わります。一面のベニバナ畑は夏の風物詩ともいえるでしょう。
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