文字どおり、一年でいちばん暑さの厳しく感じられる頃。鰻(うなぎ)で知られる「土用の丑(うし)」もこの期間中にありますし、「暑気払い」と称してのビヤガーデンなどでの集いも、ひときわ賑やかになる時節。
古来、桐は神聖な木とされてきました。花が開くのは初夏。見たことがないという人も、日本国政府の紋章(五七の桐)や五百円硬貨で意匠化された釣り鐘形の花を目にしたことがあるでしょう。薄紫色の花は、盛夏を迎える頃、卵形の実を結びます。その横では来年咲く花のつぼみが早くもふくらみ始めています。
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