昔の人は、草木に降りた露が白濁したように見えることを、夏から秋への交代期の目印としたそうです。昼間の残暑はまだまだ厳しい時期ですので、白露という言葉にせめて涼しさを感じとりたいものです。
早朝、野山を歩くと木々の葉や草花に小さな露が降りているのに気がつきます。露は放射冷却などで空気中の水蒸気が冷やされてできるもので、夏から秋への季節の変わり目など、朝晩の気温が下がるときによく見られます。「露が降りると晴れ」といい、足元を濡らす朝露は清々しい一日を約束してくれます。
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