季節の薬草の効能をいただく(研究員:茶と料理 しをり)
夏へ向かうこの季節に、解毒や抗酸化といった薬草の効能を存分に身体へ取り込む、という節供行事の本質を押さえつつ、「あるものを頂く」草団子にできたらよいなと思っています。
よもぎの代わりに茶葉を使うのもおすすめです。
草団子は上新粉だけでも昔ながらの美味しいものができますが、つるりとした丸には成形しにくいので、ちぎったままか簡単に丸める程度で仕上げることに適しています。
今回のレシピをもとに、ヨモギ抜きで柏餅もお作りいただけます。柏餅のように中に餡を包む場合は、ぜひ白玉粉と片栗粉を加えてみてください。こねる時もそのほうが簡単にまとまります。
美味しくできますように!
【草団子】
■材料
上新粉100g 片栗粉10g 白玉粉10g
茹でて細かく切ったよもぎ20~30g (乾燥よもぎは5~7gを水でふやかす)
砂糖20g(入れなくてもOK)
餡やきなこなどお好みで適宜
■下準備
・蒸し器に2ℓ位の水を張り沸騰させる。(蒸気が上がる程度の弱火にして準備)
・蒸し器にクッキングシートを敷く。
・蒸し器の蓋に、露止めの布を巻く。(または蓋にはさむ布巾を用意)
・材料は全部計っておく。